以前から私は、旧ワークブックを使っていました。
新版のワークブックには、私が行いたい課題にできるプログラムがなかったからです。
ところが、お集まりの先生方は、新版をお持ちの先生が多くいらっしゃり、
先日楽器店に行って新版の楽譜を見てきました。
1年ほど前に新版を見た時の印象と、違う感想を持ちましたので、
こちらでお伝えすることにします。

旧版のワークブックは、
これまでヤマハのグレード試験などに向かって
特に演奏グレードに関して必要な
★変奏と伴奏付けに対して
丁寧に進められています。
昔から音楽大学などで進められているソルフェージュ関係の
リズム打ち
歌うこと
簡単な楽典
これらが載っています。
新版では、
これまでの演奏グレード向き→ 鍵盤和声 = 弾くこと中心
から
書くことが中心の楽典に変わっています。
楽典のドリル風ですね。
楽曲分析・楽典(音程追加)・譜読みが中心です。
両手のリズム打ちが追加され、
メロディーに対しての変奏・伴奏付けの問題がなくなりました。
(一部コード付けあり)
楽譜の音符も文字も 大きくなっていて
内容もとても細かくわかりやすく、
しかも解く問題が、具体的で「繰り返し出てくる」ので身につきやすいと思います。
ハ・ト・へ長調とイ・ニ・ト短調の6つの調のスケールとカデンツが載っています。
(旧版では、ト短調を除いた5つの調です。)
ある先生からコメントをいただいて ハッとしたのです。
みなさまの教室にも、きっと作曲や即興が好きな生徒さんがおられると思います。
レッスン時間にも限りがあるので、録画されることが多いと思っていましたが、
楽譜に書いてくる生徒さんもいらっしゃることと思います。
「まだきちんと記譜法が・・・直すところがあるけれど・・・」
とコメントいただき・・・
この新版のワークブックは
そのような楽譜に書くという学びができるテキストだと思いました。
新旧版 両方揃って作曲作品を完成させることができる!
前回、お知らせで旧版のワークブックでワークショップを予定しています、と
お届けしていましたが、
最初に旧版、その後新版で、子どもたちが楽しく作曲できるように
ご提案したいと思います。
先生方のご感想のコメントを、ありがたく頂戴しています。
ご意見・ご感想をお待ちしています!