子どもたちが身近に感じられ、お話ができるものに、
食べ物が一番?その次にお天気の話題でしょうか?
男の子は、「はたらく車」「電車」「恐竜」「動物」「虫」が好きですね。
女の子は、「お化粧」「洋服」「ディズニーのお姫様」などが好きでしょか?
といっているのは古い人間で、男の子でも、ファッションやお化粧など興味があっても
良い時代です。私も小さい時は、スーパーヒーローになりきって、公園を走り回っていました😊
今回は、自然の中の、「お天気」について即興作曲を楽しんでみたいと思います。
都会に住んでいると、空の様子を見る機会もなく1日が過ぎてしまうことがあります。
子どもたちには、自然の雄大さを小さい時から感じ取ってもらいたいと思います。
日の出はお正月だけ、夕日は見たことがないというお子さんもいらっしゃることでしょう。
でも、幼稚園・学校の送り迎え時に、土砂降りにあった、
遠足や運動会が快晴だったといったことは、身近な体験のような気がします。
海に行った時の太陽の輝き、雪空のどんよりとした雲の様子など。
2023年1月のワークショップでは、
(1)対象となる子どもの年齢・何を伝えたいか目的を最初にあげて、
プログラムを作っていきたいと思います。
(2)リトミック的要素を入れて、道具も用意します。
(3)絵を描いてもらうために、クレパス・クレヨン・色鉛筆など用意します。
ペーパーも、画用紙くらいの厚みのあるものがあれば用意します。
同じことをしていても、目的が違うと、やっていることが間違っているのではないかと思うことでも
それは気にしなくて良いことがあります。
例えば、【大雨を、ピアノで演奏、表現してもらう】
<子どもの様子>
◆ピアノの中央の鍵盤で、ガンガンと音を弾いている。リズムはめちゃくちゃ。指もくちゃくちゃ。
しかし大雨が降っている様を、なりきって演奏している。
年齢と目的
①3歳の幼児 初めてのピアノの場合、大粒の雨を一生懸命表現しているので、構わない?
②4歳の幼児 習って1年リトミックから初めて、ピアノも練習を始めている場合、この結果は考えた方が良い。降り方で速さ・タッチの仕方・強い音を出すにはどのような姿勢(体・指)が必要か・・・
音域は?突然降ってきたのか?
③小学生の生徒 ブルグミュラー25番を弾いている。動機モチーフはどのようなリズム?音域は?速さは?メロディーは? とさまざまなことを考えられる経験をしてきている場合、意識して演奏する導き方を、進めた方がレッスンの目的としては良い。自由奔放に表現する子どもたちもいます。その場合は?
④③の生徒の得意とする点、不得意とする点を把握し、
今回のレッスンでは、この部分を知ってほしい、この部分を補強したい、など
プログラムは同じでも、想像して考えて欲しい場合と、リズム感をつけたいなど具体的な目的で、
演奏の良し悪しは変わると思います。
例えば、リズム感が悪い場合は、しっかりリズムをキープしてほしい方法として、先生と連弾で即興演奏する。
雨のイメージを表現して欲しいことが目的なら、一人で自由に、リズムの乱れなどは気にせず、表現力の方に耳を傾ける。
といった感じで、同じプログラムをしても、目的が違う場合、あれもこれもと批評してしまうと、未消化に終わってしまうことがあります。言い過ぎに注意!不必要なことは言わない!(経験あり)笑
そして、
セミナーでプログラムの例題を習って、それがとても良かった。
私にもできそうなので、レッスンで行った。楽しかった。
だけではない、ピアノのレッスンに活かされた、今弾いている曲、これからの演奏力に身になるようなワークをしていただけたらと考えています。
グループで行った場合、できなかった・できない子どもであっても、
その様子をしっかり(そのようには見受けられなくても)見聞きしています。
あの時こうだったなあ!っとキープされていることもありますので、結果にとらわれず、
楽しく色々な経験をしてほしいと思います。
たくさんおしゃべりできる機会になることもあります。
(中には、話したくない、一人で弾きたいという子どももいます)
先生の観察力に任されています。
大事なレッスン時間に行うことですので、子供達にとって貴重な体験になることを願っています。